2015.12.30

麻炭入りお餅つき


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麻炭入りのお餅


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最後の唐箕作業を終え、初雪も積もり始めた畑は仕事納め。
迎春の準備で慌ただしい師走を迎えています。

年末恒例のお餅つきでは、今年は麻炭を入れてみました。

備長炭や竹炭など様々な効果効能で知られる炭ですが、
炭は漢方などでは腸内環境を調整する解毒の薬として使用され、
また現代でも欧米などで代替医療に活用されています。

ドキュメンタリー映画の監督の鎌仲ひとみさんが、
かつて劣化ウラン弾の取材にイラクの高汚染地を訪れ、
帰国後癌に罹られた際に炭の粉末を飲み続け、
治ったというお話を聞いたことがあります。

鎌仲監督さん曰く、炭が放射物質を吸着して体外に排出してくれるのに役立つのだとか。


そんなことも思いながら、新年を麻炭入りのお餅で迎えてみたいと思います。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。


炭は国内では食用としての認可はなく、食品添加物として認可されています。
飲用、食用とされる場合は自己責任となりますので、ご注意ください。







2015.09.07

麻の森


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農場内の放牧地でゆったり草を喰む馬たち
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麻畑はさながらジャングルに

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7月下旬から一気に伸びてあっという間に2m、3m。
8月、成長のピークを迎え麻畑はさながら麻ジャングルの様相です。

草熱れが立ち込めて、そのエネルギーに圧倒されそう。

ミミズがいて、アブラムシがいて、テントウムシがいて、
トカゲがいて、クモがいて、 カマキリがいる。

害虫と呼ばれる虫たちも、やがて益虫がやってきて、
自然にバランスがとれていくようです。
そして虫たちの亡骸は必要な微量元素を土にもたらします。

麻は次第に大きな葉っぱから枯れ、
根元の地面に落ち、朽ちて腐葉土化し土に還り、
その養分を根から得て茎を通り種子を成熟させる。

完璧なまでの循環を繰り返し
畑は微量元素とともに最良の土壌を作る。

そうして巡りゆく生命力のある畑は
実は人間の力はそれほど必要ないような気がします。



余談ですが…
写真のお馬さんたちは畑には入れないようにしていますが
柵の合間を擦り抜け、麻畑に入ってしまったことがあります。

柵沿いに菊芋が植わっているのですが、その方が美味しかったらしく
それらを食べて、幸い麻の被害はそれ程ありませんでした。







2015.08.31

麻炭染め


麻炭染め麻紐_03.jpg麻炭染め麻紐 金色&銀色「いやしろち」さんHPより20150331093744.jpg



麻炭は竹の1.6倍、備長炭の4倍以上の多孔質性があると云われています。
その特質により化学物質や添加物など体に不要なものを
吸着し排出してくれるデトックス効果も期待されています。

そして最近、麻炭は布地を染める原料としても注目されています。
遠赤外線による保温効果や消臭、調湿効果などもあるのだとか。

昔から自然の植物で染めた衣服を身につけ、
木の実やワラ灰など植物を使い洗濯し、
<衣服は大薬なり>と云われるように
植物の持つ薬効を肌から体に取り入れてきたと思います。

麻は繊維、茎、種子など余すところなく、
衣料・食料・祭事・神事などにも利用されますが
麻炭というかたちでも私たちの暮らしに役立っているようです。



麻の子でもスティック状の麻炭や麻炭粉を作っています。
西表島で天然石アクセサリーを作られる作家「いやしろち」さんでは
様々な自然のもので麻紐を染めていらっしゃいますが
麻炭染めには麻の子の麻炭を使ってくださっています。

海の写真は染色の最後の行程、海晒しのときのものだそうです。
最後に海水に浸すと、余分な染料を流し発色定着があるほか、
島の魂が込められるとか。

海のない山奥で育てらてた麻が、南へ渡り海の洗礼を受け
様々な人と場所のエネルギーに触れて、作品となって戻り来る。
ひとつの小さなエネルギーのめぐり。


「いやしろち」さんのHPはこちら









2015.06.21

ただいま、醗酵中


DSCF4058.jpgホーリーバジルの醗酵水 DSCF4055.jpg


植物を醗酵させるのに必須な微生物が乳酸菌。
大豆や野菜などに生息する乳酸菌を植物性乳酸菌といい、
日本古来の醗酵食品を作るために昔から利用されてきました。

醗酵水を作るのはいまが絶好の期間。
ヨモギやオオバコ、スギナやユキノシタなど何十種の野草のほか
自家栽培したハーブ類を新月の早朝に手摘みして作っています。

夏は3〜4日間、冬でも室内で1週間ほどすると
乳酸菌が醗酵しだして、ブクブク・シュワシュワしてきます。

標高の高い山の環境は醗酵にも適しているようで
製造には機械や化学物質を一切使わず手作業で
ゆっくりと醗酵・熟成させています。


いま仕込んでいるのがホーリーバジルの醗酵水。
季節ごとに旬な素材を選び、醗酵状況に合わせて安定したら
ほかの醗酵水と混ぜ合わせていきます。
常に新しく作っては継ぎ足しをしているので
色や香りは一定でないのがこの醗酵水の特徴です。

今では60種類以上の草木花の微生物たちが共存し合って
成長しながら相乗効果を発揮していると思われます。

地球が喜ぶちょうど良い微生物たち(波動)のバランスを
醗酵水が知っているような氣がします。
体内を地球と同じ波動の状態にすることによって
人間が健康でいられるのではないかと思ったり。

醗酵水は培養することもできます。
1000倍に希釈して畑に撒いたり、
お風呂に入れたり、洗濯機を回すときに入れたり、
豆乳に混ぜれば豆乳ヨーグルトを作ることもできます。

植物の力を借りて、微生物の力を信じて。

自然と調和した暮らしをこれからも創造していけたらと思います。








2015.05.06

種を蒔く人


DSCF0892-s.jpg麻の作付けを始める前に大地へ感謝の儀式を行って頂きました。DSCF0886-s.jpg種蒔きのご神事のときだけに使われるというご神具。

麻蒔桜が咲きはじめ、鶯の声がひときわ美しく響き渡る5月初め
麻の種蒔きの季節がやってきました。
裸足で大地を踏みしめて、種を蒔き、土を被せトントン整え、また種を蒔き…。

集中していると、畑でちょっとした瞑想状態に。
ふと「種を蒔く人」の言葉を思い出しました。


「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。
蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。
ほかの種は、石だらけの土の少ない所に落ち、
そこは土が浅いのですぐ芽を出した。
しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。
ほかの種は茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。
ところが、ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、
あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。
耳のあるものは聞きなさい。』
(マタイによる福音書13章1-30、種蒔きの喩え)


種蒔きの喩えが示すものは「収穫は必ずある」。
なんてことないひとつの小さな動作が、どんな大きな実を結ぶかわからない。

いろんな事象を象徴する「種蒔き」という作業。

「たとえ明日世界が滅びようとも、私は今日りんごの木を植える」

ルターのこの言葉を思いつつ、今日も麻の種を植えに向かいます。







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